1996年ドイツ年間ゲーム大賞とドイツゲーム賞のダブル受賞した作品
過去の名作がリメイクされました‼︎巨匠「ヴォルフガング・クラマー」氏の名作です。エリアマジョリティ(陣取り)ゲームがやりたい人やバチバチに対戦するゲームが好きな人には超・超・超おすすめです。
『エルグランデ』とはいったいどんなゲーム?
ゲーム名 | エルグランデ |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 90分 |
対象年齢 | 12歳から |
ジャンル | エリアマジョリティ |
定価 | 8,000円 |
おすすめしたい人 | 名作ゲームがしたい人 バチバチ戦いたい人 陣取りゲームが好きな人 |
『エルグランデ』は、中世スペインを舞台に展開する貴族同士の勢力争いをテーマとしたエリアマジョリティ(陣取り)ゲームになります。今回は新たにミニ拡張「新摂政」「力の変動」が収録されており、より満足いく作品になっていました。初版はもう手に入れることは難しいため、今回のリメイクを待っていた人も多いと思います。アートワークも一新され、豪華な出来栄えになっております🤩カードやミープルなどコンポーネントが充実しており、ザ・ボードゲームを実感できるゲームです。
『エルグランデ』のおすすめな理由3選
『エルグランデ』の内容物
・ゲームボード:1枚
・塔:1個
・秘密ディスク:5個
・アクションカード:55枚
・パワーカード:81枚(6色)
・領土カード:9枚
・国王:1個
・得点マーカー:5個(5色)
・ラウンドマーカー:1個
・大公:5個(5色)
・騎士:150(5色×30個)
・スタートプレイヤーマーカー:1個
・得点タイル:2個
・収納ボックス:6個(6色)
カードを多用するゲームのため、スリーブに入れることをオススメします!!
■44×68mm 90枚必要
■56×87mm 55枚必要
『エルグランデ』のルール
【ゲーム概要】
プレイヤーはパワーカードをプレイして一番数字が大きい人からアクションカードを選択していきます。アクションカードには騎士や国王を移動させたり、得点を獲得したりと様々な効果があります。毎ラウンドでそれぞれアクションを実行して騎士を配置していき、3ラウンド目、6ラウンド目、9ラウンド目に得点計算が行われます。得点計算前に塔の中の騎士を秘密ディスクで配置したい領土に配置することができます。これが最後の陣取り合戦に少しのスパイスを投じてくれます。各領土で一番騎士を配置しているプレイヤーは多くの得点を獲得できます。こうして9ラウンド目の得点計算が終了した際に一番得点を稼いだプレイヤーが勝者となります😊
1.ゲームの準備
❶ゲームボードを人数に合った面を上にしてテーブルの中央に置きます。
❷アクションカードのうち国王カードの10枚とロイヤルカードの4枚を箱に戻します。残りのアクションカードを裏面に描かれたコマの数で分けます(1,2,3,4,5)。それぞれの山を混ぜ、裏向きに並べます。1から4山にはそれぞれ10枚のカードがあります。5の山には国王のカード「陛下」のみが入っています。
❸得点タイル2枚をボードのわきに置きます。
❹ラウンドマーカーをラウンドトラックの最初のマスに置きます。
❺塔をゲームボードの指定された場所に置きます。
❻各プレーヤーは、自分の色を決めます。例えば、赤を選びます。その色の得点マーカーを得点トラックの0のマスに置きます。
❼自分の色のパワーカード13枚を持ちます。このカードが手札になります。裏が灰色のパワーカード16枚はミニ拡張で用いるものです。基本ゲームでは必要ありません。箱に戻してください。各プレーヤーは、秘密ディスクを1つ持ちます。
❽領土カード9枚をまぜ、裏向きの山を作ります。1枚公開し、国王をそのカードの領土に置きます。国王がいる領土を国王の領土と呼びます。各プレーヤーは領土カードを1枚引きます。引いたカードに書かれている領土に、自分の大公1つと騎士2つを置きます。最後に、すべての領土カードを箱に戻します。
❾各プレーヤーは自分の色の騎士を7個ずつ取り、それを手元に置きます。残りのすべての騎士(各色21個)をゲームボードの横に置き、誰もが手に取れるようにします。今後はすぐ使用できる騎士は『手手元』の騎士、それ以外は『ストック』の騎士と呼びます。
❿最近スペインに行ったプレーヤーがスタートプレーヤーになりスタートプレーヤーマーカーを受け取ります。使用しない用具は箱に戻します。
2.ゲームの進め方
ゲームの目的
あなたは騎士をうまく配置して、スペインの各領土で多数派になることを目指します。各得点計算で、あなたは多数を占めている領土に応じて得点を獲得します。ゲーム終了時に最も多くの得点を獲得したプレーヤーの勝利となります。
ゲームのプレイ
ゲームは9ラウンド行います。まず、パワーカードをプレイして手番の順番を決めます。その後、各プレーヤーはアクションカードを1枚ずつ使って手番を行ないます。
3ラウンドごとに(3ラウンド目、6ラウンド目、9ラウンド目の後)得点計算が行われます。各領土の自分の騎士の多さに応じて得点が入ります。
各ラウンド、以下のフェイズをこの順番で行います:
1.アクションカードの公開
2.パワーカードのプレイ
3.手番の行動
・騎士を手元に補充する
・アクションカードを使う(騎士を配置する、スペシャルアクションを行う)
4.ラウンドの終了処理
5.得点計算(3ラウンド目、6ラウンド目、9ラウンド目終了後)
それでは、各フェイズを順に説明していきます。
1.アクションカードの公開
5つのアクションカード山のそれぞれ一番上のカードをめくります。この5つのアクションのうちの1つを、各プレーヤーがフェイズ3で行います。めくったカードの内容を読み上げ、このラウンドに可能なアクションの概要を確認します。
補足:5番目の山はカード1枚だけです。
2.パワーカードのプレイ
スタートプレーヤーマーカーを持ったプレーヤーから順番に、手札のパワーカードを1枚表向きにしてプレイします。そして時計回りの順で、他のプレーヤーも1枚ずつパワーカードを自分の前に置いていきます。ただしプレイするパワーカードは、このラウンドすでにプレイされているカードと異なる数字でなければなりません。
パワーカードによって2つのことが決定します。
1.プレイ順番
2.自分が手元に補充できる騎士の数
3.手番の行動
各ラウンド、各プレーヤー1回ずつ手番を行います。パワーカードの数値の最も大きいプレーヤーから始めます。そのあと、次に数値の大きいパワーカードのプレーヤーが手番を行います。そして、次に数値の大きいパワーカードのプレーヤーと、大きい順に続いていきます。
手番では以下のように行動します。
騎士を手元に補充する
手番のはじめに、プレイしたパワーカードに描かれてる数まで、ストックから騎士を取ります。それを、手元に置きます。その後、騎士をスペイン(ゲームボード上)に配置します。ただし、配置できる騎士は、手元からのみで、ストックから配置することはできません。
補足:自分の手元には、カードに描かれている数以下の騎士しか持ってくることはできません。
補足:12または13をプレイした場合、ストックから新たに手元に騎士を持ってくることはできません。
特殊ケース:ストックの騎士の数が不足する場合、ボード上のいずれかの領土に置かれている騎士(塔の中の騎士は不可)をとって、手元に加えることができます。これはアクションカードによって手元の騎士を増やす場合にも適用されます。
アクションカードを使う
5つの山の表向きのアクションカードから1つを選びます。そのカードを取り、そこに置かれている2つのアクションを任意の順番で行います。
プレーヤーは、先にスペシャルアクションを行って、そのあと騎士を配置するか、その逆で行うか決めることができます。しかし、アクションを分割することはできません。1つのアクションを完了する前に別のアクションを行ってはなりません。
騎士の配置
自分のアクションカードの下に描かれている数まで、自分の騎士をゲームボードに配置することができます。以下のルールが適用されます:
- 自分の手元の騎士のみ使用できます。自分のアクションカードに描かれている数より、手元の騎士の数が少ない場合、不足分の騎士は無効になります。
- 騎士を配置できるのは、国王の領土に隣接する領土にのみです。隣接する領土とは、国王の領土に接しているすべての領土を指します。
重要:騎士を国王の領土に配置することはできません。 - 各領土に何人の騎士を配置するかはあなたが決めます。配置の仕方は自由です。また、配置できる数より少なくすることもできます。
- 騎士を領土に配置する代わりに、その一部または全部を塔に入れることもできます。塔がどのように機能するかは、別途説明します。
- フランスとポルトガルは領土としてはカウントされず、そこに騎士を配置することはできません(大公や国王も同様)。
スペシャルアクション
各アクションカードには、実行することができるスペシャルアクションが書かれています。また、スペシャルアクションを全く行わず、騎士の配置のみ行うこともできます。スペシャルアクションを行う場合は、他のプレーヤーが有利な場合(例:他のプレーヤーのほうが得点が多い)であっても、アクション全部を行わなければなりません。
補足:選択肢のあるカードもあります(「自分の騎士を4つまで動かす」)。
騎士の配置とスペシャルアクションをしたら(または故意にしなかったら)、使用したアクションカードを表向きに捨て札の山に置きます。「陛下」を使用した場合は、裏向きのまま5つ目の山に戻します。これらのカードは、このラウンドで他のプレーヤーが使用することはできません。
手番は終了し、次に高い数値のパワーカードをプレイしたプレーヤーが手番を行います。
塔
- 塔は領土ではありません。”領土”という言葉を使うとき、塔は除外されます。
- 騎士を移動させる場合、塔から移動させることはできません。しかし、その一部または全部を塔に入れることはできます。
- 騎士を塔に入れるときは、必ず入れる騎士の数を宣言しなければなりません。誰も、塔に騎士がいくつ入っているか確認したり、塔から騎士を取り出すことはできません。
- 塔の扉を開けることができるのは、通常得点計算(第3、6、9ラウンドの終了後)または「暴露」のスペシャルアクションのときだけです。
補足:国王の領土は聖域です
国王がいる領土は何も変化させることができません。国王の領土に騎士や大公、得点タイルを置いたり、取り除いたりすることはできません。これは、このゲームで最も重要なルールのひとつです。
4.ラウンドの終了処理
全員が手番を行ったら、次のラウンドの準備として以下の処理を行います。
- 表向きで残っているアクションカードを捨て札の山に移します。
「陛下」は捨てないでください。これは毎ラウンド使用できます。 - このラウンドで最も数値の低いパワーカードをプレイしたプレーヤーが、次のラウンドのスタートプレーヤーマーカーを持ちます。
- プレイしたパワーカードは裏向きで捨て札の山に置きます。
- ラウンドマーカーを1つ下のマスに移動します。このマーカーが数字の書かれたマスに移動した場合、新しいラウンドを始めます。ラウンドマーカーがユリのマークのマスに置かれた場合、通常得点計算を行います。
- その後、再びフェイズ1からはじめ、各アクションカードの山のカードを1枚ずつめくります(王のカードもめくります)。
5.通常得点計算
ラウンドマーカーがユリの描かれているマスに到達した場合、通常得点計算が行われます。これは第3ラウンド、第6ラウンド、第9ラウンド終了後に行われます。
補足:2人プレイと3人プレイ時の特別な得点計算ルールについては別途説明します。
各領土と塔には得点マークがあり、それぞれの1位、2位、3位の得点が示されています。
得点計算では、以下の手順を行います。
a)秘密ディスクをセットする
b)塔の得点を分配し、騎士を領土に移動させる
c)各領土の得点を分配する
ラウンドトラックの右側にある得点計算のサマリーは、これらの手順確認用のものです。
a)秘密ディスクをセットする
まず、塔から騎士を移動させる場所を決めます。秘密ディスクの矢印を、騎士を移動させたい領土を示すようにします。そして、それを自分の前に伏せて置きます。このステップは全員で同時に行います。
補足:この騎士を複数の領土に分けることはできません。もしディスクで国王の領土を選んだり、ディスクが明確にセットされていない場合、騎士たちは領土に移動する代わりに、手元に戻ってきます。
b)塔の得点を分配し、騎士を領土に移動させる
ここで塔の得点計算を行います。門を開けて騎士を取り出し、出てきた騎士をプレーヤーの色ごとに分けます。2つの得点マークに示されているように、塔に最も多くの騎士を入れたプレーヤーに5点。2番目に多いプレーヤーに3点、3番目に多いプレーヤーは1点が与えられます。
補足:同点の場合の別途説明します。
補足:塔のとなりには2つの得点マークが描かれており、全員が数値を見ることができます。領土と同様、塔の得点計算は一度だけです。自分の得点マーカーを得点チャートに従って進め、得点を記録します。最後に、全員が同時に秘密ディスクを公開し、自分の騎士を選んだ領土に移動させます。
c)各領土の得点を分配する
各領土の得点は、チャートに示されている順番で、上から下へと処理します。領土の得点は塔の得点と同じルールで行います。まず、各プレーヤーがその領土に何人の騎士を置いているかを数えます。そして、その領土の得点マークに従って、1番目、2番目、3番目に多くの騎士を置いているプレーヤーが得点を得ます。その領土に騎士がいないプレーヤーは得点を獲得できません。
重要:大公はボーナスポイントを与えることができますが、騎士の数にはカウントされません。
同点の解決
得点計算の時、何人かがひとつの領土もしくは塔で、騎士の数が同数の場合には、それらのプレーヤーは全員、1つ低い順位の得点を得ます。
得点計算のあと、ラウンドマーカーを移動させ、次のラウンドの開始時点に置きます。3回目の得点計算のあと、「ゲームの終了」の手順に進みます。
国王と大公のボーナス
国王の領土で1位になったプレーヤーは追加で2ポイントを得ます。
自分の大公のいる領土で1位になったら、追加で2ポイントを得ます。
このボーナスは、通常の得点計算にも、特別な得点計算にも適用されます。
補足:1つの領土で両方のボーナスを獲得することもできます。
得点タイル
2枚の得点タイルはアクションカードの「制定」のアクションによって、置かれたり、移動させたりします。これはボードに書かれた各領土および塔の得点を修正するものです。各領土には得点タイルは1枚まで置くことができます。
3.ゲームの終了
3回目の得点計算のあと、ゲーム終了になります。
もっとも多くの得点を獲得したプレーヤーが勝者となり、“El Grande”と呼ばれます。
同点の場合には、引き分けです。
バリエーション
ショートゲーム
6ラウンドのショートゲームでプレイすることもできます。開始時にラウンドマーカーを2のマスに置きます。ラウンドマーカーを動かすとき、4と7のマスは飛ばします。
2人プレイ
ゲーム準備の変更点
- ゲームボードを裏返して、2・3人用の面を使い、2・3人用マークが見えるようにします。
- 通常のように色を選びます。ダミーのために3番目の色を選び、その色の騎士をゲームボードの横に置きます。ダミー用のパワーカードを混ぜて、その横に置きます。これがダミーのカードと騎士です。ダミーもスペインに騎士を置きます。ダミーは多数の判定に加わりますが、得点は得られません。
- アクションカードの山2と3を一緒にして混ぜ、山1の隣に裏向きに置きます。選択できるアクションカードの山は5つではなく、4つになります。
- 通常通り、国王のスタート領土を引きます。また、両プレーヤーの領土カードを引き、大公や騎士2つをそこに置きます。その後、すべての領土カードを混ぜ、ダミーの騎士の隣に裏向きのまま置きます。
プレイの変更点
- 各ラウンドの開始時に、領土カードを2枚引きます。引いた領土にダミーの騎士を2つずつ配置します。30個すべてがゲームボード上にある場合、もう領土カードを引きません。カードが国王の領土を示している場合は、そこには騎士を置きません。その後、カードを捨て札の山に置きます。得点計算のあと、すべての領土カードを混ぜなおします。
- パワーカードをプレイする前に、ダミーの一番上のパワーカードを表に向けます。その後、スタートプレーヤーマーカーを持っているプレーヤーからプレイを開始します(ダミーがスタートプレーヤーマーカーを持つことはありません)。通常通り、ダミーが手番を行うタイミングは、表になったパワーカードの値によって決まります。通常のプレイと同様に、プレーヤーはダミーと同じ値のパワーカードをプレイすることはできません。
- ダミーは常に、残ったカードのうち最も多くの騎士が描かれているアクションカードを取ります。このカードはすぐに捨て札の山に置きます(王のカードの場合は裏返します)。ダミーはこのカードを使用しません。ラウンド終了時に、ダミーのパワーカードも捨て札にします。
- 通常ルールに従って、ダミーの騎士を移動させたり、領土から戻したりすることができます。しかし、アクションカードがダミーの判断を必要とする場合(例:領土を選ぶ)、ダミーの処理はスキップします。
- 得点計算の変更:得点マークの最初の2つの数字のみが得点になります。
3人プレイ
ゲーム準備の変更点
- ゲームボードを裏返します。これで2・3人用の面が表になります。
- オプション:アクションの2と3の山のカードを混ぜ、1の山のとなりに裏向きで置きます。このバリエーションでは、5つの山から選ぶのではなく、4つの山から選ぶことになります。これによりゲームはより競争的になります。
- 得点の変更:得点マーク上の最初の2つの数字のみが得点になります。
ミニ拡張:「新摂政」
このミニ拡張は、国王の移動に新たな戦術の可能性を提供します。
通常通りゲームを準備しますが、国王のアクションカード(陛下)は箱に戻します。その代わりに、国王マークが描かれたアクションカード10枚を混ぜ、裏向きで5番目の山として他のカード山のとなりに置きます。5番目の山も、他のアクションカードの山と同じルールで使用されます。各ラウンドの最初に、一番上のカードを公開します。ラウンドの終わりに、そのカードを捨て(使用されたどうかに関わらず)、山の次のカードを公開します。
追加アクションカード:「オールド・ハンド」
すでにこのゲームを数回プレイしたことがある場合にお勧めします。
このロイヤルマークが描かれている4枚のアクションカードを使ってプレイしますが、どのカードを追加するかは任意ですし、すべてのカードを使ってプレイすることもできます。
準備
通常通り、アクションカードを混ぜます。次に、追加するカード1枚につき、対応する山からランダムに1枚を箱に戻します。
例:4枚すべてのカードを追加する場合、1の山からランダムにカード1枚、2の山からランダムにカード2枚、4の山からランダムにカード1枚を箱に戻します。
次に、新しいアクションカードを対応する山に加えます。最後に、各山を再度混ぜて、一番上のカードを公開します。
ミニ拡張:「力の変動」
このミニ拡張では、プレイしたパワーカードの値を修正カードで変更することができます。
準備
裏が灰色のパワー修正カード16枚を混ぜます。その後、各プレーヤーにパワー修正カードを3枚ずつ配ります。残りのカードは箱に戻します。全員が配られたパワー修正カード3枚を見て、そのうちの1枚を裏向きで左隣のプレーヤーに渡します。全員がカードを1枚渡したら、パワー修正カード3枚すべてをパワーカードの手札に加えます。
プレイの変更点
パワーカードをプレイする際に、パワー修正カードを1枚プレイすることができます。自分のパワーカードの数値に、その数値の修正を加えます。
重要:修正後の数値が既にプレイされている値と異なる必要があります。
パワー修正カードをプレイした場合、その特殊能力は手番開始時(騎士を手元に持ってきたあと、アクションカードを選ぶ前)に使用することができます。手番終了後、プレイしたパワー修正カードをパワーカードと一緒に捨てます。
補足:このミニ拡張を使った場合は、パワー修正カードによる数値の修正(あれば)後に、数値が最も低いプレーヤーがスタートプレーヤーマーカーを持ちます。
『エルグランデ』のレビュー
プレイヤー同士の駆け引きが熱い🔥
エリアマジョリティ(陣取り)ゲームのため、いかに他のプレイヤーより多くの騎士を効率よく配置できるかが勝利の鍵になります。相手がAに置きそうだからBに置いて点数を稼ごうなど相手との駆け引きがメインになります。得点は1番手ではなく2,3番手でも獲得できるため、バランスよく配置して各地で得点を稼ぐ戦い方もあります。また、得点計算前には塔に配置した騎士を一つの領土に送るという要素があるため、最後の最後まで気が抜けません。このプレイヤー間の駆け引きがエルグランデの魅力の一つになります🤗
様々なアクションカードによるやり合い
手順としてはパワーカードをプレイして、その数字が大きい順にアクションカード選んでいきます。相手に使われたくないアクションカードがあれば大きい数字を出すが、数字が大きいパワーカードは補充できる騎士の数が少なく、そこのバランスが非常に悩ましくも面白い箇所になります😏
アクションカードにも様々な効果のカードがあるため、慎重に選ぶ必要があります。得点を先に計算したり、相手の騎士を別に移動したりとプレイヤー間にバチバチやり合う効果が豊富にあります(笑)自分がプレイしたくないカードでも相手にプレイされるのは困るので、先にプレイしたりと毎ラウンド悩みがつきません。本ゲームは9ラウンドしかないのに思考時間が多くなりがちで、重量級を遊んだ後みたいな疲労感や充実感が感じられます!!
オススメできる人・オススメできない人
オススメできる人
・名作ゲームがしたい人
・バチバチに戦いたい人
・陣取りゲームが好きな人
オススメできない人
・ワイワイと盛り上がるゲームがしたい人
・インタラクション(プレイヤー間の干渉)があるゲームが苦手な人
総評
項目 | 評価 |
総合 | |
戦略性 | |
バチバチ感 | |
盛り上がり | |
デザイン性 | |
運 |
不朽の名作が発売から25年以上経って復刻!!昔ながらのアートワークから今風の仕上がりになっており、塔にも新しいギミックが施されています。ミニ拡張を収録されているため、お値段以上に楽しめる内容になっております。ぜひ、品切れになる前に手に入れてください😏
コメント