ボードゲームを初心者の方からよく質問される、「ボードゲームってどんなゲームがあるの?」にお答えしていこうという記事になります。
私もボードゲーム始めた頃は種類をあんまり気にせず、youtubeで見たゲームや見た目が可愛い、綺麗なゲームを好んで購入していましたが、あるところで自分はこういう傾向のゲームが好きなんだなと気づきました。
ボードゲームの種類に気づくことでボードゲームを選ぶ楽しさが倍増したり、似たようなゲームを購入することも減ると思います。(同じようなゲームも買っていいですけどね😊)
そういった経験からボードゲームの始めたての方や今から始めたい人に対しては「ボードゲームの種類(ジャンル)」を知ってもらうと思いました。
『パズル』
絵や図等を組み合わせて理想の形を揃えることで得点や勝利が獲得できるゲームを指します。
得意、不得意が結果に表れやすく好き嫌いも分かれるジャンルですが、作品自体の見た目は可愛いものや綺麗なものが多く女性人気が高いです。
私も実際パズルゲーム好きでいくつか持っていますが、パズル要素だけでなくジャケ買いならぬコンポーネント買いもよくしています。
パズル系のおすすめ作品
ゲーム名 | プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 価格 |
パッチワーク | 2人 | 30分 | 8歳から | 3,300円 |
2人用ゲームで綺麗なパッチワークを組み立てていき、相手より綺麗に多くはめることができたら勝てるゲームになっています。
ゲーム名 | プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 価格 |
サグラダ | 1~4人 | 30~45分 | 13歳から | 6,050円 |
ステンドグラスをサイコロに見立てて、ルールに沿って完成させていきます。
見た目が綺麗なので私の妻の一番好きなゲームです。
女性人気が高いゲームですが、結構考るゲームでもあるので男性でも十分楽します。
『ブラフ』
はったりをかまして自分の手を強く見せたり、自分の選択を読まれないように振る舞う行為でこの要素含んだゲームを指します。
トランプのポーカーで使われるのが一番有名だと思いますが、他ボードゲーム自体にも数多く使われています。
相手を騙せた時の高揚感がたまらなく、中毒性が高いです。
正直者は弱いと思われがちですが、意外とゲーム中に才能が開花することもありえます。
ブラフ系のおすすめ作品
ゲーム名 | プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 価格 |
ごきぶりポーカー | 2~6人 | 20~30分 | 8歳から | 1,800円 |
相手を騙して嫌われ者のカードを押し付け合うゲームです。
名前から受け付けない人もいるかもしれませんが、面白いのでやらなきゃ損です。
お酒を飲みながら仲間内でやるとめちゃくちゃ盛り上げります。
自分はネズミを「モグラ」と言った先輩が面白すぎて今でも思い出して笑ってしまいます。
ゲーム名 | プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 価格 |
スカル | 3~6人 | 15~45分 | 10歳から | 2,640円 |
相手にいかに自分のドクロを引かせるか、そのためのブラフを楽しむゲームです。
見てる分には楽しさが分からなかったのですが、やってみるとハマりました。
『バッティング』
自分が選択したアクションと同じ選択したプレイヤーがいると何かしらのペナルティを受けます。
人気が高いアクションを上手く被らずに選んでいく、世渡り上手な人が強いゲームです。
他の人と被りたくないから弱いアクションばかりやってると勝てないし、強いアクションは被ってペナルティを受けるかもしれないというこのなんとももどかしい要素が味わえます。
バッティング系のおすすめ作品
ゲーム名 | プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 価格 |
ハゲタカのえじき | 2~6人 | 15分 | 7歳から | 1,500円 |
バッティングといえばこのゲームと言うくらい有名なゲームです。
相手と同じ数字を出さないように立ち回る必要があり、心理戦が楽しめます。
『トリックテイキング』
ボードゲームをやらない人には馴染みがないワードだと思います。
説明するとまず各プレイヤーに同じ枚数のカードを配ります。
トリックと呼ばれるミニゲームを繰り返していき、毎回勝者が決まりカードが無くなったら終了です。
最終的に勝ったトリックの数が最も多い人がゲームの勝者になるというものです。
ボードゲームによっては切り札があったり、マストフォローと言い先に出したカードと同じ種類しか出せない縛りなどもあります。
トリックテイキング系のおすすめ作品
ゲーム名 | プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 価格 |
スカルキング | 2~6人 | 30分 | 8歳から | 1,500円 |
切り札ありのトリックテイキングゲームです。
しかし、ただのトリテではなく自分が勝てる数を予想して当てないと得点がもらえないという少し変わった要素があります。
ただ勝つだけでは意味がない、これがまた面白いんです。
『協力』
ボードゲームのほとんどは対戦形式が多い中、人と協力して何かを成し遂げるチーム一体感を味わえるジャンルになります。
アクションを実行したり、ヒントを出し合ったり、推理し合ったりして同じ目的をクリアするためにゲームを進めていきます。
初対面同士でも協力ゲームをすればその後のゲームもスムーズに進めることができる雰囲気作りにも最適なジャンルです。
もちろん友達同士や家族でやることで今まで以上の友情や絆を紡ぐことができると思います。
協力系のおすすめ作品
ゲーム名 | プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 価格 |
パンデミック | 2~4人 | 45分 | 8歳から | 5,500円 |
ボードゲーム界の協力ゲームでかなり有名な作品です。
プレイヤー同士が協力して世界中に蔓延したウイルスを根絶するゲームになります。
難易度は選べますが、最初のレベルでもクリアするのは中々難しいため、クリアするまでやりこんでしまいます(笑)
『タイル配置』
タイルを共通の場や自分の場に配置していき、得点を稼いでいくゲームを指します。
タイルを配置するだけで効果が発揮されたり、タイルを組み合わせていくことで効果を発揮できたり、逆に相手の邪魔をするために配置したりと様々な要素があります。
タイル配置はゲームが終わった後に大きな盤面ができあがることが多いため、見栄えがよくゲーム内容以外でも楽しむことができます。
タイル配置系のおすすめ作品
ゲーム名 | プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 価格 |
カルカソンヌ | 2~5人 | 35分 | 7歳から | 3,800円 |
タイル配置ゲームの傑作作品です。
ボードゲーム界の2大タイトル(ドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム大賞)を受賞しており、全世界ユーザーから愛されている作品です。
世界遺産の要塞都市「カルカソンヌ」をモチーフしており、タイル自体のデザインも良く何を取ってもパーフェクトな作品です。
ゲーム名 | プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 価格 |
1号線で行こう! | 2~5人 | 45分 | 10歳から | 4,950円 |
線路タイルを繋いでいき、完成した人からその線路をすごろく形式で進めてゴールを目指します。
シンプルなルールながら相手の邪魔をする要素もあり、結構バチバチになるゲームです。
ゲーム終わりに色んな線路ができているのを見るのも綺麗で楽しめます。
『正体隠匿』
プレイヤー同士全員同じ目標を目指していく中で、実は裏切り者が紛れ込んでいるという要素があるゲームを指します。
有名なゲームだと「人狼ゲーム」があります。
人狼ゲーム苦手という方もいると思いますが、人狼みたいなベテランが強いゲームから初心者でも気兼ねなく遊ぶことができるゲームもあります。
味方を騙して最後に一人勝ちした時の興奮は病みつきなります。私の好きなジャンルの一つです。
正体隠匿系のおすすめ作品
ゲーム名 | プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 価格 |
犯人は踊る | 3~8人 | 10~20分 | 8歳から | 1,320円 |
このゲームは従来の正体隠匿ゲームとは一味違い犯人プレイヤーがどんどん入れ替わっていくので、さっき味方だった人が敵だったり逆に味方が敵になったりとまさに犯人が踊っています。
プレイ時間も短いので、さくさく何度も遊ぶことができます。
ゲーム名 | プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 価格 |
ディセプション | 4~12人 | 15~30分 | 14歳から | 4,400円 |
殺人犯側と捜査班側に分かれて殺人犯を見つけていくのですが、ただ見つけるのではなく「証拠」と「凶器」も示さなければいけません。
言葉だけでなくアイテムを使って会話が進んでいくので、話すのが苦手な人でも話題に困ることはなく初心者からベテランが一緒にプレーすることができます。
『バースト』
ある一定の上限値を超えてしまうと、ペナルティや制限がかかってしまうシステムがあるゲームを指します。
トランプのブラックジャックにも使われているシステムでどこまで攻めるか自分で決める要素があるゲームも多く、チキンレースみたいな感覚を覚えます。
バーストしてしまうとゲームが不利に働くパターンが多いので、緊迫感を味わいたい人にはおすすめなジャンルになります。
バースト系のおすすめ作品
ゲーム名 | プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 価格 |
ニムト | 2~10人 | 30分 | 8歳から | 1,200円 |
ボードゲーム界の巨匠「ヴォルフガング・クラマー」の代表作です。
トランプの7並べみたいなルールで、数字が書かれたカードを出し合うのですが6枚を出してしまったプレイヤーはそれまで出たカードを全て引き取らないといけません。
いかに6枚目を出さないようにできるかが問われる駆け引きがあるゲームです。
ゲーム名 | プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 価格 |
クアックサルバー | 2~4人 | 45分 | 10歳から | 6,050円 |
2018年のドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門大賞を受賞した作品です。
バッグから薬を出して鍋に入れ、治療薬を作成していくのですが、薬の種類によっては入れすぎると報酬が下がってしまいます。
どの薬をバッグに入れるかも自分で購入をして決めていくので、このデッキ構築要素も人気です。
アートワークやコンポーネントも鮮やかなので、見るだけでもワクワクが止まりません。
私のお気に入りゲームの一つです。
『拡大再生産』
資産を投資してさらに大きな資産を獲得して、どんどん資産を増やしていくゲームを指します。
初めはできることが限られますが、ゲームが後半になるにつれできることが増えていきゲーム中に成長していく楽しさがあります。
ゲームは勝つことも大事ですが、このジャンルはゲーム自体で成長が楽しめるため正直勝たなくてもゲームをするだけで満足できます。
もちろん勝つためには戦略や駆け引きが必要となるため、じっくりゲームしたい方にもおすすめです。
拡大再生産系のおすすめ作品
ゲーム名 | プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 価格 |
宝石の煌き | 2~4人 | 30分 | 10歳から | 5,500円 |
プレイヤーは宝石集めていき、威信ポイントを稼いでいくゲームです。
宝石チップに高級感があり、チップを触っているだけでベテランゲーマー感が出ます(笑)
2014年のドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされた作品で、ボードゲーマーなら一度はプレイしたことがある程有名です。
『ワーカープレイスメント』
プレイヤー共有の場のアクションしたいマスにワーカーと呼ばれるコマを配置して、アクションを実行するゲームを指します。
順番にコマを配置していくため、自分が実行したいアクションを取られたり逆に相手に取られたくないアクションを自分が実行したりとバチバチになるゲームが多いです。
プレイ時間が長いものが多く、満足感のあるボードゲームをしたい方にはおすすめなジャンルになります。
ワーカープレイスメント系のおすすめ作品
ゲーム名 | プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 価格 |
ワイナリーの四季 | 1~6人 | 45~90分 | 13歳から | 7,920円 |
荒れた畑と古びたワイナリーを相続されたプレイヤーがブドウを育ててワインを作成し、出荷して得点を稼いでいくゲームです。
ワーカープレイスメントと言えばこのゲームと言う程有名であり、拡張も多数発売されております。
ワーカープレイスメントゲームをまず始めたい人にはおすすめの作品です。
ゲーム名 | プレイ人数 | プレイ時間 | 対象年齢 | 価格 |
エバーデール | 1~4人 | 40~80分 | 10歳から | 8,580円 |
見た目がとにかく可愛く、ジブリの世界観に引き込まれたような作品です。
素材やカードを集めていき、エバーデールの魅力的な渓谷で一番町を発展させたプレイヤーが勝者となります。コンポーネントも多く、カードの種類も豊富で何度遊んでも楽しいゲームになっています。
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